娘が1歳4か月になっても歩き始めない

シンガポール子育て

娘が1歳4か月になっても歩き始めないことについては、なんの疑問も抱いていなかった。

ずり這いの期間が長く、その後ハイハイでどこにでも行けるようになり、はじめてつかまり立ちをしたのもつい最近だった。今は伝い歩きで数歩。

ハイハイがデフォルトになった娘は、自分はハイハイで世界の果てまで行ってみせる、という勢いをみせる。私は、服が汚れるからハイハイは勘弁、と思いつつも、汚い道端でも、まあハイハイしなさい、と笑いながらハイハイさせるおおらかさを見せている。

昨日、娘の保育園の園長先生に話がある、と言われ、娘が歩きはじめないことを指摘され、念のため医療機関に見てもらったほうがいいと言われたときは、多少動揺した。

園長先生の懸念は、むすめのつま先立ち。常につま先で立つので、ちょっと心配らしい。なにもないならそれで結構。何かあるなら早めに対処できる、とのこと。

子供のことを常に見ていて、考えてくれているからこその園長の素晴らしき対応。

それに対する私の本心は、「うるせーな。」だった。

娘はゆっくりだけど、確実に歩きはじめる順序を踏んで、成長しているのだ。

もうちょっと待てや、あんたにとやかく言われたくない、私は娘を信じているんです、という毎日子供をみてる母親としての率直な意見。

そのあとに、無理やり心を入れ替えて園長の意見をうけいれる。

母親だから子供の全てを知っている、というおごりは、いつか破滅する。

娘を傷つける全ての存在と、闘う準備はつねにできているけれど、娘のことを大切に思い、気遣ってくれる第三者の意見は、突っぱねるのではなくて受け入れなくてはいけない。

それが、今まで数々の子供を見てきたであろう保育園の園長の言葉ならなおさら。

まったく、子育てに「安定」な期間なんてない。

旦那と相談して、念のため今月の終わりにクリニックに行ってみることにした。

なにもないなら安心して、大げさだったな、と笑って寿司でも食べながらビールを飲めばいい。

なにかあるのなら、そこからまた考えればいい。

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Cocoaプロフィール
cocoasan

2014年、旅行でたまたま訪れたシンガポールに魅了され、32歳で現地採用の銀行員としてシンガポールに移住しました。現在は、フィットネスジムを経営する夫を手伝いながら、シンガポールで子育てをしています。

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