愛と仕事と高額保育料の狭間で

シンガポール子育て

娘の保育園がやっと決まった。2月のはじめからいよいよスタートする。たったの6か月で保育園に預ける、という、日本では「赤ちゃんがかわいそう」と言われるような年頃からのスタートだ。

はじめての子供を6か月から保育園に預ける、という葛藤。時間的融通はきく仕事の中で、本当に預ける必要があるのか、という葛藤。メイドを雇うか、保育園に預けるか、というシンガポールならではの選択肢の中での葛藤。

経済面や生活面で、夫婦で思っているお互いの葛藤を話し合った結果、通常の幼稚園(Pre-School)に通える1歳半になるまでは、週に2回、保育園(Infant Care)に通うことにした。

週2で通う保育料、1か月SGD900。この保育料の高さには溜息しかでないけど。

それでも、保育園と親との共有アプリで、保育園に通う小さな生徒たちの写真を見て、この輪の中に来週からいるだろう娘を想う。彼女が学ぶべきものは、この中にある。

読み聞かせがあったり、水で遊ぶ時間があったり、音楽を聴く時間があったり、ボールで遊ぶことがあったり。

同じ年頃の赤ちゃんたちと一緒に、資格をとったプロの先生たちの教えで、成長してほしいと強く願う。

不安定な仕事と、増え続ける出費と、娘への無償の愛の狭間で、私たちはこれからも決断をしていくのだ。子供のための正しい選択。私たち自身が親としてだけではなく、人間として成長していくための正しい選択。

どっちを選んだところで、必ず選ばなかった方の選択に想いを馳せながら。

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