父と娘の関係性

ひとりごと

娘が産まれてから、ここ最近まで、娘になつかれることはなく、むしろ毛嫌いされてきた旦那。

赤ちゃんに対する接し方がよくつかめず、子供の生活のルーティンをすぐ忘れ、世話をするということが苦手で、むしろ旦那がいないほうが物事うまくまわってたこの4年間。

まさかの娘が4歳になるちょっと前から、急にパパっこになった。

コミュニケーションがとれるようになり、おむつやミルクの時間をきにしなくていい、「一緒に遊ぶ」、が基本となってきた子育てで、旦那がやっと日の目をあびる。

娘になつかれだした旦那は、娘を連れだして2人だけででかけるようになった。

かわいくてかわいくて、それはもうかわいくて、はちきれんばかりの笑みで娘と遊ぶ。

先週末は、2人でブランチを食べに行き、プレイグランドで遊び、アイスクリームを食べて、家に帰ってきて、一緒に鶏肉を串にさしてバーベキューを作ってた。

出かける前の娘の持ち物も旦那が用意して、着替えやブランケット、水筒とスナックとフルーツを持ち、「あ、プレイグランドに行くのに娘の靴下持ってかなきゃ!」と靴下も準備し、用意まで完璧だった。

今週末は、パスタを作る機械をひっぱりだし、娘と一緒にパスタを作るそうな。イタリアの文化を娘に教えていきたい、と。

まさか、ここで旦那が使える人物に豹変するなんて、思ってもいなかった私は、少しうろたえたけど、うるさいことは言わないようにする。

たとえランチ直前に、娘がマフィンを2個食べたと報告をうけようとも。すぐに飽きそうなおもちゃを何個も買ってもらおうとも。

父親は父親で、娘との関係を築けばいい。これからも長く続く、子供との関係性の土台を、彼は作ってるんだろう。

自分の経験をもとにすると、娘はまた、父親が嫌いな時期にはいるだろう。話しかけられるだけでイライラし、存在自体がうざったくなる日が、そう遠くない未来に来るんだぞ、と目を細めて全力で娘と遊ぶ旦那を横目に思う。

でもね、父親からの無条件な愛と記憶は、娘の守られてる安心感になるからさ。

だからがんばれ、旦那。

娘の思春期がきたときには、この前もらった「パパが世界で一番大好き」を引き出しからだし、その言葉を抱きしめながら、乗り越えな。

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2014年、旅行でたまたま訪れたシンガポールに魅了され、32歳で現地採用の銀行員としてシンガポールに移住しました。現在は、フィットネスジムを経営する夫を手伝いながら、シンガポールで子育てをしています。

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