1歳6か月の娘の前髪が伸びてきて、毎朝ちょんまげに髪を結っていたのだが、娘が泣いて嫌がるので、初のヘアカットに行ってみた。
口コミを見つけて行ってみることにしたのが、「Scissors Paper Stone(シザーズ ペーパー ストーン)」。シンガポール内に数店舗あるらしいが、私が今回行ってみたのは、マリーナスクエア店。
近くに明治屋や、ドンキがあるので、後で寄ってみるのもいいかもしれない、という思いから。
マリーナスクエアの3階、Mother’s Careのすぐ近くにある「Scissors Paper Stone」。
子供専門のヘアカット店というだけあって、店内はなんともポップでキュートな感じ。
平日の午後2時くらいに、予約なしで訪れたけれど、客は誰もおらず、2人いるローカル従業員が店でご飯を食べていた。
今から切ってくれるか、と言うと、口をもぐもぐさせながら手で、「そこに座れ」と合図される。
座席ごとにタブレットがついてる席で、子供用Youtubeを見せられテンションがあがった娘。
これは初カットいけるか!?と思っていたのだが、おばさんが娘にヘアカット用マントをつけた瞬間に、思わぬ展開に大泣きしはじめた。
軽くうろたえる私に、全く動じないおばさん。やっぱり泣いたか、という感じで軽くため息をつき、私に抱っこしろと言う。
抱っこすると、首元にタオルをあてるわけでもなく、今から切るよ、と言うわけでもなく、おもむろに娘の髪を切りだしたので驚いた。
初めてのことで、泣きながら、首をぶんぶん振る1歳ちょっとの子供を、あやすでもなく、チョキチョキと無言で切り続ける。
私ははじめこそ心配だったが、まあこのおばさんの自信を見ると大丈夫だろうと肝が据わり、娘を抱っこしながら写真を撮ったりビデオを撮ったりした。
一通りハサミを入れ、もうそろそろ切り終わりかな、と言う頃に、「好みのヘアスタイルはあるのか。」とおばさんが聞いてきたのでまた驚いた。
はじめに聞けよ!と思いながらも、1歳児の髪型スタイルなんて思いつかずに「前髪はなるべく短く」とだけ言った。
たぶん15分ほどで切り終わった。
ヘアカット代金SGD26。
これが安いのか高いのかわからないけど、とりあえず終わった。
娘の服や、襟元は髪の毛だらけで、それを軽くブラシで払って粉を振ってくれた。
髪の毛はまったくとれてないが、お構いなしだ。
それでも娘の髪型はかわいくなった。おかっぱがとても似合う。
泣き疲れて呆然としている娘に、ジュースを飲ませ、お菓子を食べさせ、どっと疲れた私は、楽しみにしていたドンキと明治屋の寄り道をとばして、家路についた。
店内はポップでキュート、ヘアスタイリストはローカルおばちゃん、でも腕は確かだ。
ちなみに、今回は娘の初ヘアカットなので、切った髪の毛をほしいと言ってみたら、もちろんOK。帰りに封筒に入れてくれた。
次回訪れるとき、娘はちゃんと座れるようになっているかな。
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