日系の会社から、シンガポールに本当に住むかわからない人に内定は出せないと言われた私は、じゃあシンガポールに住んだら内定くれるってことよね?とかなりなポジティブ思考で、職がないのに単身でシンガポールに仮住まいをはじめた。
日本人ルームメイトと暮らす
お役立ちというサイトで見つけたルームシェア。
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日本人女性が1人で住んでいるアパートの1部屋を借りられるということで、事前に連絡をし話はついていた。
なぜかこの物件だけが、家の広さのわりに格安物件。都心からは少し離れているらしいが、地図を見るとそこまで離れていない。まあ大丈夫だろう、とここに住むことを決めたけど、今になって考えるとそりゃ安いわ。
シンガポールの北のはずれにある街Yishunというエリア。1部屋を借りるので2014年でSGD1000(約10万円ほど)。都心に近いところはだいたいSGD1700-2000(約17万円~20万円ほど)だった。
誰かがすでに住んでいるアパートの中の一室を借りるだけなので、仮ぐらしの私にはピッタリだ、ととりあえず安いところに決めて住み始めた。
日系企業から内定をうける!
旅行中に面接をうけて手ごたえのあった何件かの会社にもう一度連絡し、面接をしてもらった。
中には、シンガポールに住んでないと採用は難しいと言われた会社から、「え、まじコイツ、シンガポールに住んでないと採用は難しいとは言ったけど、マジで引っ越しちゃったわけ!?職なしで?」という態度をとられたけれど、気にしない。
捨て身の女ほど怖い者しらずはいないのだ。
その後も何社からと面接をさせてもらい、何社からか内定がもらえ、その中で一番働いてみたい会社を選ぶことができた。
日本ではどう転んでも働くことのできないような日系の大手の会社から内定をもらったと、日本にいるじいちゃんに話すと、シンガポール行きを大反対していたはずなのに、泣いて喜んでくれた。
シンガポールで現地採用で働きはじめてから8年の経過
仕事を見つけるまでに費やした時間は、旅行中も含めて、約2か月。
小さな島国のシンガポールにあきれば、週末を使い気軽に近隣国に旅をした。国際的なシンガポールでも、働く環境がガチの日系なのでストレスはたまったが、飲みに出てストレスを発散させた。
飲み仲間の紹介で行ったバーベキューで、今の旦那に出会った。
シンガポールに住みたいと強く願い、その夢はかなったものの、どのくらい長期で何をしたいかなんて目標は全くなかったから、そのうち日本に戻りたいとか、他の国に住みたいとかまた駄々をこねる自分を想像してたけど。
その後も、シンガポールで転職をし、結婚をし、仕事を辞め旦那のビジネスを手伝いはじめ、子供ができて、コロナ禍の中も後も、まだシンガポールに居座っている。
バブルの時期のシンガポールと比べると(私がシンガポールに住み始めたころはすでにバブル後期だったかもしれないけど)、随分とこの国も地味になったように感じるし、外国人の受け入れが厳しくなったりしていても、相も変わらず居座わり続けている。
おわり
まとめ
何度か、ブログやツイッターのメッセージを通して、私がシンガポールに現地採用で住み始めた理由やきっかけを聞かれたことがあったので、まとめのつもりで書き始めたこの連載。
前編、後編、くらいでまとめるつもりが、だらっだらのぐっだぐだ。
ブラック企業で働いていた頃の最初のくだりは、けっこうおもしろい感じで「お、エッセイ調じゃん」なんて自分でも思ってたのに、だんだんと「へ?」っていう感じになってきてしまった。。
いつになっても終わらないどころか、最後にたどり着く前に1か月以上間が空いてしまったのも、なんなの!
教訓:こういうのやるときは、スピード感大事。
最初から読みたい方は↓
①ブラック企業入社
シンガポールで現地採用で働くまでの道のり① – COCOA’S BLOG
②ブラック企業を2か月で退職
シンガポールで現地採用で働くまでの道のり②~ブラック企業を2か月で退職 – COCOA’S BLOG
③人生はそんなに甘くない
シンガポールで現地採用で働くまでの道のり③~人生はそんなに甘くない – COCOA’S BLOG
④シンガポールに行ってみようと思ったできごと
シンガポールで現地採用で働くまでの道のり④シンガポールに行ってみようと思ったできごと – COCOA’S BLOG
⑤シンガポールでいきなりローカル文化にふれる
シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑤シンガポールでいきなりローカル文化にふれる – COCOA’S BLOG
⑥シンガポールに住みたい
シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑥この国に住みたい – COCOA’S BLOG
⑦シンガポール旅行中に職探し
シンガポールで現地採用で働くまでの道のり⑦シンガポール旅行中に職探し – COCOA’S BLOG
⑧職なしでシンガポールに再度渡る
コメント
現地採用までの道のり、大変参考になりました!
現地就職の場合はビザが問題になることが多いと思うのですが、どのように取得されましたか?2ヶ月の転職期間は観光ビザ扱いだと思うので、引っ越してきたとはいえ企業がビザを支援しないといけない、というハードルがあったのでは思いコメントさせていただきました。
ふーみんさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。
私がシンガポールに来た8年前は、今よりもずっとビザがおりやすかったのもあると思いますが、観光ビザでシンガポールで仕事を探し、日系企業にスポンサーになってもらい働けるビザ(EP)を発行してもらいました。