はじめての胎動を感じた日~18週と5日

シンガポール子育て

だいたい妊娠12週くらいまでは、「流産したらどうしよう。」「赤ちゃんちゃんと育っているんだろうか。」とドキドキひやひやしながら一日一日を過ごしていた。

時間がたつのが遅いなー、と思いながら、それでもまだ平たいお腹をみながら、「ああ、ここに命が。」なんて新鮮にときめいたりした。

また、つわりがそんなになかった私も、常に船に乗っているような感覚で気分がさえなく、これは妊娠の症状だな、と感じることもできた。

妊娠15週くらいから、船酔い気分も収まり、初期流産のリスクも減ってほっとし、検診が1か月に1回になり、しーーん、とした平たいお腹をみながら、「私、本当に妊娠しているんだっけ?」と思うことが増えた。

まだ親しい人にしか妊娠を告げておらず、仕事は普通にこなし、だれも私を妊婦扱いせず、私もいたって普通なこの時期。

まだ出産準備をするには早すぎる、まだ名前を決めるのは早すぎる、まだ浮かれすぎるな、と自分に言い聞かせたこの時期。贅沢すぎる悩みながらも、私はこの時期を「歯がゆい」気分で過ごした。

胎動を感じた日~18週と5日

早ければ16週くらいから胎動を感じます、というネットの情報をみながら、お腹が空いてきゅるきゅる言うのを「え、今の胎動?」ときょろきょろしたりしていた私。

妊娠18週と5日目の夜、ソファに座ってテレビを見ていた時、「ヒクヒク」とおへそあたりで何かを感じた。

「あれ?」と思っていると、もう一度。「ピクピクン」と。

「ねえちょっと。」と旦那を呼び、「ちょっとさわってみて。」と私のお腹に手を置かせた。

そうしたら、さっきよりも強く「ビクン。」とびっくりしたような振動を感じた。

旦那は満面の笑みで喜び、その後何回も「おーい、おーい。」と呼びながら赤ちゃんの返答を待ったが、その日はそれきりだった。

私は、感極まって泣くのを少しこらえた。泣くのをこらえながら、「こんなことで感動してたら、産まれた時どんだけ感動するんだよ。」って自分につっこみを入れた。

まだ私は冷静でいられてる?

その後31週現在~胎動

胎動を感じる日もあれば、感じない日もあったあの時に比べ、31週現在の今は、毎日胎動がうるさくて眠れない域にまで達してる。

どふどふっと蹴られるのがわかり、ぐにゅぐにゅと動くのがわかり、きゅっきゅっというしゃっくりもする。

「おい、静かにしろ。」とでも言いたいくらいにまでなっている。

赤ちゃんのお腹の中の成長を感じ取れる、母親ってすごいな、なんて思う。

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Cocoaプロフィール
cocoasan

2014年、旅行でたまたま訪れたシンガポールに魅了され、32歳で現地採用の銀行員としてシンガポールに移住しました。現在は、フィットネスジムを経営する夫を手伝いながら、シンガポールで子育てをしています。

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